2010年06月22日
郷土史愛好会現地探訪・・・杉岳山大聖寺
若木町中山地区を通り抜けた場所に、杉岳山大聖寺(武雄市北方町)はある。
本堂の両脇には、巨大な木彫りの仁王像と金剛像。
本堂には不動明王が祀られている。 (九州36不動霊場めぐり 25番札所 )
和銅二年(709年)に行基が開山。赤いトタン屋根が目印であったが
開山1300年の、昨年2009年に本堂も瓦葺きに建て替わっている。

北方町から白石平野を見下ろす場所にあり、周囲には色とりどりの紫陽花が植えられている。
現在は多種多様な紫陽花があり、6月にはあじさいまつりとしてたくさんの観光客が訪れる。
●杉岳
本堂右手の山王社(御岳山)と書かれた石段を登ると、
杉岳と呼ばれるゆえんとなった杉の名残が見られる。
巨大な杉のうろのなかに、竹が生えていたというが、現在大きな杉の中に
お社が祀られている。

●マキの木
また境内には、日本一のマキの木と言われる樹齢500年とも1000年とも言われる
マキの木がある。

庫裡の入り口の板間には、大黒柱のように梁を支える巨大なマキの柱もある。
これは、たくさんのひとが祈祷に訪れ、なでさすっていたためか黒々と光っている。
柱には木肌そのままの美しさが見えるが、○に大の文字がいくつも焼き付けられている。
住職に尋ねると、さまざまな祈祷の際に、成就を願ってつけられたものだという。

●源為朝
この大聖寺は、鎮西八郎為朝(源為朝)が、黒髪山の大蛇退治を行う際に
(大蛇退治の物語については、川古の大楠為朝館のからくり人形をご覧いただきたい)
一週間こもって不動明王に祈願した寺であり、その御加護によって
無事に大蛇を討ち果たしたことを感謝し、
唐鐘信国作の明王の剣と大蛇の歯、大蛇の鱗を奉納したと言われている。
●名刀
その後、豊臣秀吉が朝鮮出兵前、名護屋城在陣に、九州各地から名刀を集めた際に
この明王の剣も取りあげられたが、その明王の剣だけが夜中に妖光を放つため
「これは世にも希な珍しき名刀なり」と添え書きを附して、この寺に返したとされる。
その後、戦時中にまた没収され、行方はわからない。
●大蛇の鱗
鱗については、ひとの頭の上に載せても余りあるほどの大きさだったというが
長崎の博覧会のおりに、貸し出したということだが、その後戦争が始まるなど
社会が混乱したこともあり、とうとう帰っては来なかった。
●大蛇の歯
最後に残る、大蛇の歯と言われるものは、今も大聖寺に残っている。
毎年8月の大祭には、公開されるとのこと。
●ふすま絵
一枚板のふすま板に生き生きと描かれたふすま絵も残されている。

その他、脇の山林にはモチの木と樫の木とがからみあった『夫婦円満の木(縁結びの木)』や

3本もの竹が幹から生えている大きな紅葉などもあり、
豊かな山林のなかに、異形の樹木の力を感じることもできる。

毎月奇数月に行われている郷土史愛好会。
今月はあじさいの見頃に合わせて変則となったが、よい現地探訪であった。
来月の郷土史愛好会は、中山地区から御所地区へ。
鎮西八郎為朝のおやしき(御所)、弓かけ松、薬水なども楽しみ♪
本堂の両脇には、巨大な木彫りの仁王像と金剛像。
本堂には不動明王が祀られている。 (九州36不動霊場めぐり 25番札所 )
和銅二年(709年)に行基が開山。赤いトタン屋根が目印であったが
開山1300年の、昨年2009年に本堂も瓦葺きに建て替わっている。

北方町から白石平野を見下ろす場所にあり、周囲には色とりどりの紫陽花が植えられている。
現在は多種多様な紫陽花があり、6月にはあじさいまつりとしてたくさんの観光客が訪れる。
●杉岳
本堂右手の山王社(御岳山)と書かれた石段を登ると、
杉岳と呼ばれるゆえんとなった杉の名残が見られる。
巨大な杉のうろのなかに、竹が生えていたというが、現在大きな杉の中に
お社が祀られている。

●マキの木
また境内には、日本一のマキの木と言われる樹齢500年とも1000年とも言われる
マキの木がある。

庫裡の入り口の板間には、大黒柱のように梁を支える巨大なマキの柱もある。
これは、たくさんのひとが祈祷に訪れ、なでさすっていたためか黒々と光っている。
柱には木肌そのままの美しさが見えるが、○に大の文字がいくつも焼き付けられている。
住職に尋ねると、さまざまな祈祷の際に、成就を願ってつけられたものだという。

●源為朝
この大聖寺は、鎮西八郎為朝(源為朝)が、黒髪山の大蛇退治を行う際に
(大蛇退治の物語については、川古の大楠為朝館のからくり人形をご覧いただきたい)
一週間こもって不動明王に祈願した寺であり、その御加護によって
無事に大蛇を討ち果たしたことを感謝し、
唐鐘信国作の明王の剣と大蛇の歯、大蛇の鱗を奉納したと言われている。
●名刀
その後、豊臣秀吉が朝鮮出兵前、名護屋城在陣に、九州各地から名刀を集めた際に
この明王の剣も取りあげられたが、その明王の剣だけが夜中に妖光を放つため
「これは世にも希な珍しき名刀なり」と添え書きを附して、この寺に返したとされる。
その後、戦時中にまた没収され、行方はわからない。
●大蛇の鱗
鱗については、ひとの頭の上に載せても余りあるほどの大きさだったというが
長崎の博覧会のおりに、貸し出したということだが、その後戦争が始まるなど
社会が混乱したこともあり、とうとう帰っては来なかった。
●大蛇の歯
最後に残る、大蛇の歯と言われるものは、今も大聖寺に残っている。
毎年8月の大祭には、公開されるとのこと。
●ふすま絵
一枚板のふすま板に生き生きと描かれたふすま絵も残されている。

その他、脇の山林にはモチの木と樫の木とがからみあった『夫婦円満の木(縁結びの木)』や

3本もの竹が幹から生えている大きな紅葉などもあり、
豊かな山林のなかに、異形の樹木の力を感じることもできる。

毎月奇数月に行われている郷土史愛好会。
今月はあじさいの見頃に合わせて変則となったが、よい現地探訪であった。
来月の郷土史愛好会は、中山地区から御所地区へ。
鎮西八郎為朝のおやしき(御所)、弓かけ松、薬水なども楽しみ♪

2010年06月21日
森のようちえん
若木でひっそり始めました。
くぬぎの杜からはじまる「森のようちえん」です。
自然育児に興味津々な若木と武内に転入してきた母ちゃん2人ではじまりました
自主野外保育のカタチをとっているので、
親子で参加して、みんなでワイワイやっています。
主な活動場所・・・武雄市若木町内(一緒に遊び場発見しましょう)
参加の対象は・・・就学前の子とその親(兄弟児いてもOKです)
時間は・・・月に一度、土曜日(9時半~13時半ぐらい
参加費・・・親子一組500円(兄弟児増えるごとに300円)保険代がかかります
興味のある方は、じゅんたてスズキまでメッセージください。
お待ちしています

第1回の様子。
みんなでお味噌汁をつくりました。
くぬぎの杜からはじまる「森のようちえん」です。
自然育児に興味津々な若木と武内に転入してきた母ちゃん2人ではじまりました

自主野外保育のカタチをとっているので、
親子で参加して、みんなでワイワイやっています。
主な活動場所・・・武雄市若木町内(一緒に遊び場発見しましょう)
参加の対象は・・・就学前の子とその親(兄弟児いてもOKです)
時間は・・・月に一度、土曜日(9時半~13時半ぐらい
参加費・・・親子一組500円(兄弟児増えるごとに300円)保険代がかかります
興味のある方は、じゅんたてスズキまでメッセージください。
お待ちしています

第1回の様子。
みんなでお味噌汁をつくりました。
Posted by つちのや at
10:28
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